私はかつて、人の「心の在り方」のズレを整理し、
軌道修正するアドバイスを行っていました。
人生に停滞を感じ、
「何がうまくいかない原因なのか」
そう問いながら、私のもとを訪れる人たちと
数多く向き合ってきました。
対話を重ねる中で、
相手が長く見て見ぬふりをしてきた
本質的な課題が浮かび上がる場面を
何度も目にしてきました。
けれど、
本当の課題に強い光が当たると、
人はときに怖くなり、
向き合えなくなることもあります。
言い訳を始めたり、
自分を正当化したり、
ときには攻撃的になることもありました。
その経験を通して、
私は一つの違和感を抱くようになりました。
それは、
言葉の正しさよりも、語り手の立ち位置が、
人の思考・受け取り方に大きな影響を与えてしまう
ということです。
語り手が強い位置に立てば立つほど、
聞き手は考えることをやめてしまう。
私はその現象に疑問を持ち、
意図的に、これまでの肩書きを手放しました。
今は、自分が見てきたこと、
通過してきた構造だけを手がかりに、
「ちゃんと伝わるか」ではなく、
「読んだ人の心に何が残るか」を基準に
このブログを書いています。
分かりやすい答えはありません。
けれど、
読み手が思考停止せず、
誰かを妄信することなく、
自分の頭で考え続けられる。
このブログでは、
そのための言葉を残したいと考えています。
