セッション料金はどう決まっているのか
セッションのご案内をご覧いただくと、「なぜ、受けられるサービスが人によって違うのですか」「初回セッションを受けたあと、なぜTier3以上の方と同じ単発セッションを受けられないのですか」「なぜ、セッションによって料金が違うのですか」と疑問に思われる方もいるかもしれません。
結論は、とても簡単です。私に必要となる仕事量が違うからです。
私は、セッション料金を「60分いくら」「90分いくら」という時間で決めているわけではありません。提供するサービスの内容と、その内容を提供するために必要となる仕事量によって、料金を決めています。
その人の状態を読み取り、何が起きているのかを整理し、何をどの順番で伝えるのかを判断し、それを本人が実際の生活の中で扱えるところまで持っていく。そこまでに必要となる工数や負荷も含めて、サービスを設計しています。
Tier1・2の方は、こちらが担う部分が非常に多くなります
Tier1・2の状態にある方は、自分の内面で何が起きているのかを、自分自身で観察する土台がまだできていません。できていれば、すでにTier3以上の状態へ進んでいます。
たとえば、何かをお伝えしたときに、「でも、相手が悪いのではないですか」「私は悪くないと思います」と、原因を外側へ求めることがあります。反対に、「全部、自分が悪いんですね」「やっぱり私が駄目なんですね」と、自分を責める方向へ向かうこともあります。
一見すると、他責と自責は正反対に見えます。けれど、私が見ている構造では、どちらも似ています。起きていることそのものを見るのではなく、「誰が悪いのか」「何が原因なのか」という一つの答えをつくり、そこへ寄りかかってしまうからです。
その状態では、お伝えしたことを一度自分の中に置き、「これはどういう意味だろう」「自分の中では、実際に何が起きているのだろう」と考えるための土台がありません。
そのため私は、ただ見えていることを伝えれば終わり、というわけにはいきません。
言葉を選ぶ。順番を考える。他責が起きているのであれば、その他責そのものを見る。自責へ向かっているのであれば、そこからまた別の執着をつくらないように調整する。
理解できなかった部分を整理する。
そして、頭で「分かった」で終わらせず、自分の実際の生活の中でどう扱っていくのかまで一緒に見ていく。
こちらが担わなければならない部分が、非常に多くなります。
Tier3・4の方では、捉え方が大きく異なります
一方で、Tier3・4の状態にある方は、同じ内容をお伝えした場合でも、その捉え方が大きく異なります。
何かを伝えられたとき、すぐに他責や自責の反応をするのではなく、「なぜ、そう見えるのだろう」「自分の中に、本当にそういう部分はないだろうか」と、一度自分の中で客観的に考えることができます。
これは、Tier3・4が優れているというような、優劣の話ではありません。内面の構造の違いです。
つまり、Tier3・4の方は、私がお伝えしたものを自分自身で考え、整理し、現実の中で使っていくための土台、つまり思考する素養がすでにあるということです。そのため、こちらが担う必要のある工程が大きく減ります。
これは、実際にセッションを行う上では非常に大きな違いです。
なぜ、Tier3以上の方と同じ料金で受けられないのか
初回セッションのあと、「では、Tier3以上の人が受けている単発セッションを、私も同じ料金で受けることはできませんか」と聞かれることがあります。
ですが、必要となる労力がまったく違うものを、同じ料金で提供することはできません。
たとえば、一つのテーマについてお伝えすれば、それを自分で受け取り、考え、必要なところを整理し、現実の中で実践していける方と、そこまで進むまでに、自責や他責を整理し、前提そのものを一緒に確認し、何度も違う角度から伝え、日常でどう実装するかまで伴走する必要がある方。
この二つを「どちらも60分だから、同じ料金です」とするのは、あまりにも雑すぎます。
利用される方から見れば、同じ60分に見えるかもしれません。けれど、私にとっては、必要となる労力が何倍も違います。
私は、そこをごまかして料金を設定することはいたしません。
Tier1・2の方を個別伴走プログラムで扱う理由
だから、Tier1・2の方に対して深い構造を扱う場合は、単発ではなく、個別伴走プログラムの中で行っています。これは、単発で扱える仕事ではないからです。
一度話して、一時的に納得して、「では、また必要になったら来てください」という関わり方では、根本まで扱いきれないケースが多くあります。そして私自身も、そのような状態の方に対して、表面的なところだけを触って終わるセッションを繰り返したいとは思っていません。
関わるのであれば、現在地を理解する。信頼関係をつくる。本人が何に反応し、何を恐れ、何を握っているのかを見る。必要なところから少しずつ扱う。実際の生活の中で何が起きたのかを確認する。またそこで見えてきた構造を扱う。
そうして、本人が少しずつ自分自身を見ることができる状態まで進んでいく。そこまでを一つの仕事として考えています。だから、サービスの形も料金も異なります。
専門セッションの料金が一律ではない理由
専門セッションについても同じです。扱うテーマによって、必要となる読み取りの深さも、工数も、私自身にかかる負荷も異なります。
一見すると、「話をするだけなら、どのセッションも同じではないか」と思われるかもしれません。けれど、私にとっての仕事は、実際にお話ししている時間だけではありません。
何が起きているのかを見ること。その背景にあるカルマや執着の構造を読み取ること。今どこまで伝えるべきかを判断すること。相手が新しい恐怖や執着を握らないよう、言葉を組み立てること。そして、そのテーマを扱うことで私自身にかかる負荷。
そうしたものまで含めて、一つのセッションです。そのため、専門セッションは、扱う内容によって料金が異なります。
その状態に必要なサービスには、必要な対価がかかります
その人の状態に必要なサービスには、それに必要な対価がかかります。これは、正負の天秤で考えても自然なことです。
自分自身で扱える土台のある方へ、必要以上の伴走をつける意味はありません。そのため、初回セッションでTier3以上とご案内された方には、そのまま必要な専門セッションをご案内します。
反対に、本来多くの工数を必要とする方へ、「安い方が受けやすいから」という理由で単発セッションを提供することはありません。それでは、こちらが必要な仕事を十分に行えないからです。
だから私は、その方の状態によって、単発で十分なのか、継続的な伴走が必要なのか、どのテーマを扱う必要があるのかを見ていきます。
料金の違いは、必要となる仕事の量と、関わり方の違いです。
なぜプログラム修了後は専門セッションを受けられるのか
プログラムを修了された方であれば、どなたでも専門セッションをご利用いただけます。
理由は、プログラムを通して専門セッションを単発で受けられるための土台ができていることに加えて、すでに私が継続的に関わり、その方の状態や内面の構造、どのようなところでつまずきやすいのか、どのような伝え方や対応が必要なのかを把握しているからです。
まったく関わったことのない方に専門セッションを単発で行う場合、私はまず、その方が何をどのように捉えるのか、どこまで伝えられるのか、何を補足する必要があるのかというところから見なければなりません。
一方、プログラムを修了された方については、すでにその前提があります。そのため、一つの専門的なテーマを扱うときにも、その方に必要なところから直接始めることができます。
また、プログラムを通して、その後をご自身で進めていける範囲も広がっています。
つまり、専門セッションで扱うテーマが同じであっても、まったく関わったことのない方に提供する場合と、プログラムを修了された方に提供する場合とでは、私が新たに担う必要のある仕事量が大きく異なります。
そのため、プログラム修了後は、専門セッションとして設定している料金でお受けいただけます。
ご利用いただけるサービスの違いは、何を基準にしているのか
専門セッションなど一部のサービスは、プログラムを修了された方、または初回セッションでTier3以上とご案内された方を対象としています。
プログラム未修了のTier1・2の方は、専門セッションの価格表ではお受けいただけません。同じセッション名であっても、その状態によって、私が行う仕事量がまったく別のものになってしまうからです。
必要な仕事量が違う以上、同じサービスを同じ料金として提供することはできません。私は、その違いを曖昧にせず、それぞれの状態に必要な形でサービスを提供しています。
