天秤崩壊の原理|自分がしたことは必ず自分に返っていくわけではない

④天秤崩壊の原理

自分がしたことは、必ず自分に返ってくるのか

「自分がしたことは、いつか自分に返ってくる。」

そんな言葉を聞いたことがあるかもしれません。

けれども、実際の世界を見ていると、

誰かを傷つけても、
人を犠牲にしても、

そのまま幸せに生きているように見える人がいます。

必ずしもすべての人に、
自分がしたことがそのまま返ってくるわけではありません。

では、これはどういうことなのでしょうか。

天秤は、必ず戻り続けるわけではない

正負の法則では、

一方に偏りが生じると、
その偏りを戻そうとする力が働きます。

私はこれを、
「天秤が均衡へ戻ろうとする働き」として捉えています。

しかし、この天秤には、
もう一つの原理があります。

それは、

天秤そのものが崩壊することがある

ということです。

私はこれを、

「天秤崩壊の原理」

と呼んでいます。

戻ろうとする働きそのものが失われる

天秤が傾いたとき、

本来であれば、
均衡へ戻そうとする働きが生じます。

それが、
「自分がしたことは、いつか自分に返ってくる。」

という構造です。

しかし、

その働きを繰り返し無視し、
戻ろうとする力に逆らい続けることで、

やがて、

均衡へ戻そうとする働きそのものが失われることがあります。

天秤そのものが、壊れてしまうのです。

天秤が壊れると起きること

すると、

それまで働いていた
「均衡へ戻そうとする力」が働かなくなります。

そのため、

誰かを傷つけても、
他者を犠牲にしても、

それによって自分が利益や幸福を得続ける、

という状態が成立することがあります。

そして、その状態が、
そのまま続いていくこともあります。

自分がしたことが、そのまま返ってくるとは限らない

私たちは、

自分がしたことは、
いつか自分に返ってくる。

そのように考えることがあります。

しかし、

すべての人に、
自分がしたことがそのまま返ってくるとは限りません。

なぜなら、

均衡へ戻る以前に、

その均衡を生み出す天秤そのものが崩壊することがあるからです。

この世界には、
天秤が働いている人もいれば、
天秤そのものが崩壊している人もいます。

だから、

「誰かを傷つけているのに、なぜ幸せに生きているのだろう。」

「なぜ、あの人は悪いことをしているのに、返っていないのだろう。」

そのように見えることがあります。

それは、

必ずしも、
まだ自分のしたことが返ってきていないからとは限りません。

すでに、天秤そのものが崩壊していることがあるのです。

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