問題を解決してもなぜか苦しみが終わらない理由|執着と苦しみの関係

③因果の法則

はじめに

この記事は「因果の法則シリーズ」の第2回です。

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問題が終わるのは、解決したからではない

多くの人は、

問題が解決すれば、
苦しみも終わるはずだと考えます。

ですが実際には、

一つの問題が解決しても、
また次の不足感が生まれ、

同じような苦しみを
繰り返してしまうことがあります。

なぜなら、

本当に苦しみを生み出していた執着が、
まだ残っているからです。

現実の問題が解決することと、

その問題によって苦しむことが終わることは、
同じではありません。

今回は、

執着と苦しみの関係

についてお話します。

同じ現実でも、問題になる人とならない人がいる

ここで一つ、

考えてみてください。

たとえば、

同じように独身でいる
二人がいたとします。

一人は、

特に困っていません。

毎日を楽しみながら
生きています。

もう一人は、

「結婚できない自分はダメだ」

「結婚しなければ幸せになれない」

と苦しんでいます。

二人とも、

「結婚していない」

という現実は同じです。

ですが、

一方にとっては問題ではなく、

もう一方にとっては、
大きな問題になっている。

では、

何が違うのでしょうか。

違うのは、
結婚しているかどうかではありません。

「結婚しなければ、
自分は幸せになれない」

と握りしめているかどうかです。

つまり、

苦しみを生み出しているのは、

出来事そのものだけではなく、

その出来事に対して、

「こうでなければならない」

と握りしめているものでもあるのです。

執着が解けると、問題との関係が変わる

たとえば、

周りが次々と結婚し始め、

自分だけ取り残されるような気がして、

「結婚しなければ幸せになれない」

と苦しんでいた人がいたとします。

だから、

一生懸命婚活をする。

相手を探す。

焦る。

うまくいかなくて、
落ち込む。

けれど、

仕事や友人関係、

さまざまな経験を重ねながら
日々を過ごしていく中で、

あるとき、
ふと気づきます。

そういえば、

あれほど強かった
「結婚したい」という気持ちが、

以前ほど強くなくなっている。

今の毎日も、
十分に楽しい。

もちろん、
結婚してもいい。

でも、

結婚しなければ幸せになれないとは、
もう思っていない。

この人は、

「結婚できない」という現実を
解決したわけではありません。

結婚したわけでもありません。

けれど、

人生を生きていく中で、

「結婚しなければ幸せになれない」
という執着が解けていった。

その結果、

それまで大きな問題だったものが、

以前のような問題では
なくなっていたのです。

後から、執着が解けていたことに気づくこともある

執着が解けるとき、

いつも、

「ああ、そういうことだったのか」

と明確に理解して
離れるわけではありません。

ある日ふと、

「あれ?」

と思うことがあります。

以前は、
あれほど苦しかった。

以前は、
あれほど重要だった。

それなのに、

そういえば最近、

そのことを考えていない。

気にならなくなっている。

そして振り返ったとき、

「どうして私は、
あれほどこの問題にこだわっていたのだろう」

と思う。

つまり、

自分でも気づかないうちに
執着が薄れていき、

後から、
解けていたことに気づく

ということもあります。

問題が残っていても、苦しみは終わることがある

ここまでの例では、

現実としては、

「結婚していない」

という状態は変わっていません。

変わったのは、

その現実と本人との関係です。

「この問題がなくならなければ、
私は幸せになれない」

という執着がなくなれば、

問題そのものが残っていても、

それまでと同じように
苦しみ続ける必要はなくなります。

だから、

問題が終わることと、
問題が解決することは、
必ずしも同じではありません。

問題が現実から消えたから、
終わることもある。

現実は変わっていなくても、

執着が解けたことで、
問題ではなくなることもある。

ここを分けて考えることが、

執着を理解するうえで
とても大切です。

では、執着はどのように解けるのか

では、

その執着は、

どのようにして
解けていくのでしょうか。

強く握っているものを、

ただ、

「手放そう」

と思えば、
手放せるのでしょうか。

執着が解けていくときには、

そこに一定のプロセスがあります。

次回は、

執着が解けるプロセスとは|問題との“関係性”が変わるヒント

というお話です。

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