執着が解けるプロセスとは|問題との“関係性”が変わるヒント

③因果の法則

はじめに

この記事は「因果の法則シリーズ」の第3回です。

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執着の解放にはプロセスがある

前回の記事では、

問題が本当の意味で終わるのは、
解決したときではなく、
執着が終わったときである

というお話をしました。

では、その執着は、

どのように解けていくのでしょうか。

執着が解けるときには、

そこに一定の流れがあります。

今回は、

執着が解けていくプロセス

についてお話します。

人生には「テーマ」がある

本題に入る前に、

一つお話しておきたいことがあります。

それは、

人生には、繰り返し現れる「テーマ」がある

ということです。

同じような人間関係。

同じような苦しみ。

同じような葛藤。

場面や相手は違っても、

形を変えながら、
何度も繰り返されるものがあります。

私はこれを、

人生のテーマ

と呼んでいます。

そして執着は、

こうした人生のテーマと
深く結びついています。

だから、

執着が解けるプロセスを理解するためには、

まず、

自分が人生の中で、
何を繰り返しているのか。

そこに、
どのようなテーマがあるのか。

それを見ていくことが必要になります。

苦しみを伴うテーマの場合

人生のテーマには、

比較的スムーズに理解できるものもあれば、

強い苦しみを伴い、

理解するまでに
時間のかかるものもあります。

今回お話するのは、

後者のようなテーマについてです。

最初に必要なのは、

そのテーマを深く理解することです。

何に苦しんでいるのか。

なぜ、
同じことを繰り返してしまうのか。

何に執着しているのか。

そうしたことが見えてくると、

執着を握っていた手は、
少しずつ力を失い始めます。

そして、

問題との関係性が変わっていきます。

その結果として、

その出来事が気にならなくなったり、

あるいは、
現実そのものが変化していきます。

一晩で、
魔法のように問題が消える

という話ではありません。

ですが、

テーマが深く理解され、
執着が解けると、

問題との関係性が変わり、
現実が変わっていく。

私はこれまで、

同じような流れを
何度も見てきました。

借金の問題は、借金そのものではなかった

たとえば、

借金に苦しんでいた方がいました。

表面上に見えていたのは、

お金の問題です。

ですが、

その人生を丁寧に見ていくと、

根底にあったのは、

お金そのものではなく、

人間関係のパターンでした。

嫌われたくない。

バカにされたくない。

だから、
断れない。

無理をする。

自分が負うべきではないものまで、
抱え込む。

そうしたことが積み重なり、

借金という形で、
現実に現れていました。

ですから、

見るべきことは、

「どうやって借金を返すのか」

だけではありませんでした。

なぜ、
この借金が作られたのか。

なぜ、
同じことを繰り返してしまうのか。

その奥にあるテーマを、

一つずつ、
丁寧に見ていきました。

なぜ執着は解けるのか

人は、

「もう執着するのをやめよう」

と思ったからといって、

簡単に手放せるわけではありません。

本当に執着が解けるのは、
そのテーマを深く理解したときです。

ただし、

ここでいう「理解」は、

知識として、
頭で理解することとは違います。

自分の人生で起きていた出来事。

繰り返していたパターン。

苦しんできた理由。

それまで、
バラバラに見えていたものが、

一つにつながっていく。

そして、

「だから、
自分の人生ではこれが起きていたのか」

と、

それまで見えていなかった構造が、
深く理解される。

そのとき、

握りしめていた手がほどけるように、

執着も、
少しずつ解けていきます。

だから、

執着を無理に手放そうとすることよりも、

自分の人生に何が起きているのかを見て、
そのテーマを深く理解すること。

それが大切なのです。

衝撃とともに、執着が解け始める

テーマが本当に理解され始めると、

共通して起きる反応があります。

まるで雷に打たれたかのように、

今までバラバラだった点と点が、
パズルのようにつながっていく。

言葉を失う。

そんな感覚です。

その瞬間、

本人は、
何を理解したのかを

うまく説明できないこともあります。

なぜなら、

それは、

頭で考え続けて
辿り着いた答えというより、

感覚として、
一気に腑に落ちる理解だからです。

ただし、

その瞬間だけで、

すべての執着が
解けるわけではありません。

むしろ、

そこを起点として、
本当の執着の解放が始まっていく。

そのようなプロセスです。

理解したところから、現実での選択が変わっていく

テーマを理解すると、

それまでとは、

現実の見え方が変わっていきます。

そして、

実際の生き方にも、
変化が現れ始めます。

先ほどの方であれば、

人間関係の境界線を引くこと。

本来あるべきところへ、
責任の配置を戻していくこと。

それまでできなかったことが、

少しずつ、
自然にできるようになっていきました。

そして、その結果として、

自己破産という形が現れました。

現実に何が起きるのかは、結果として分かる

ここで重要なのは、

自己破産そのものが、
問題を終わらせた

という意味ではないことです。

本質的に起きていたのは、

人生のテーマが理解され、

執着が解け、

問題との関係性が
変わっていったことです。

自己破産は、

その結果として現れた、
一つの現象です。

そして、

執着が解けたら、
必ずこういう現実になる

という決まった答えが
あるわけでもありません。

問題そのものが
現実から消えることもあれば、

形を変えていくこともある。

そのまま残るものもあります。

現実に何が起きるのかは、
人それぞれです。

だから、

先に答えを決めることはできません。

その人が実際に生き、

現実が動いていった先で、

何が起きるのかは、
結果として分かる。

現実とは、

そういう意味で、

結果論でしかないのです。

執着を解くということ

執着を解くということは、

自分に、

「もう気にしない」

と言い聞かせることでも、

無理に手放そうとすることでもありません。

自分の人生で、

何が繰り返されているのか。

自分は、
何に苦しんでいるのか。

その現実の中にあるテーマを見て、

それまで理解できていなかったことを、
深く理解していく。

その理解によって、

握りしめていたものが、
少しずつ必要ではなくなっていく。

そして、

それまでとは違う自分で、

現実を生きていく。

それが、
執着が解けていくプロセスです。

では、生まれながらにある問題はどう考えるのか

ここまで読んで、

こう思った方もいるかもしれません。

「私の場合は、
そういう話ではありません」

たとえば、

病気。

障害。

発達特性。

家庭環境。

人生には、

物心ついたときには、
すでにそこにあった問題

もあります。

では、

そうしたものは、

「人生のテーマ」という視点から、

どのように考えればいいのでしょうか。

次回は、

生まれながらの問題との付き合い方|執着を解くためのヒント

についてお話します。

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