人生から不確実さが消えることはない

人生の構造

はじめに

この記事は「人生の構造シリーズ」の第5回です。

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構造と原理に沿って、不確実性の中を歩く

今回のシリーズを通して、

①人は、調和を学ぶ構造の中で生きている構造
②不足感や自己証明の構造を終わらせていくことに、大きなヒントがある構造
③未消化のテーマは、人生の中で繰り返される構造
④痛みを通過することが、新たな視点へ繋がる構造

について、お話してきました。

ここまで読んでくださった方の中には、

「なるほど、人生とは、こういう構造になっているのか」

と、感じられた方もいるかもしれません。

ですが、大切なことがひとつあります。

それは、

これはあくまで「構造」であり、正解ではない

という点です。

単なる原理の話

例えば、

リンゴを高い場所から落とせば、
地面にぶつかって割れます。

これは、
リンゴが悪いからでも、
罰が当たったからでもありません。

単に、そういう原理だからです。

それと同じように、

人生において、
まだ理解されていないテーマが繰り返される

というのも、

単なる構造・原理の話

になります。

私はこれを、

因果の法則、カルマの法則

という言葉で表現しています。

②因果の法則|繰り返されるテーマの背景
人生で繰り返されるテーマの背景にある「因果の法則」についてまとめたカテゴリです。善悪や罰ではなく、物事がどのような流れで生じるのかという視点で解説しています。

でも時々、
間違った解釈をされることがあります。

例えば、

「私はカルマがあり、未熟だから苦しんでいるんだ」
「私はまだ理解できていないからダメなんだ」
「修行が足りないから、こういう現実になるんだ」

というように、
受け取ってしまうことです。

もしそのように理解しているのであれば、
その理解は、ばっさり捨ててください。

そういう話ではありません。

私たちがやるべきこと

大切なのは、

この構造を知ったうえで、

「では、自分は本当は、どう生きたいのか」

を、
自分自身に問い続けることです。

構造を知ったからといって、

人生が確実になるわけでも
楽になるわけでもありません。

不確実なものは、不確実なままです。

だからこそ、

この構造を知ったうえで、

ああなればいいな、こうなればいいな、と期待するのではありません。

それでもなお、希望を持って人生へ向き合っていく

そのこと自体が、
大切なのだと思っています。

「正解を知れば救われる」という誤解

私はこれまで、

こうした「見えない構造」の世界で、
長く観測してきました。

その中で非常に多い誤解があります。

それは、

「間違いのない正解を選べば、自分は救われるのではないか」という誤解

です。

例えば、

「不足感を超えれば、苦しみは終わる」
「思考に振り回されなくなれば、幸せになれる」

という言葉を、

「つまり、こう理解して、こう行動すれば、私は救われるんですよね?」

という形で、
勘違いして
受け取ってしまうことです。

その理解は、
非常に浅い理解です。

そして実は、その

「どうすれば助かりますか」
「どうすれば間違えずに済みますか」

という見方そのものが、

不足を超えようと意図しているのにもかかわらず、すでに不足感から物事を見ている

という構造になっています。

私から見れば、これはいわゆる「進次郎構文」のような状態といいましょうか。

※進次郎構文というのは、例えば、「今のままではいけないと思います。だからこそ、今のままではいけないと思っています」のように、前半と後半でほぼ同じ内容を言っているにも関わらず、構文や言い回しによって何か深いことを言っているように聞こえるという文章を指すネットスラングです。

つまり、

「不足を超えるには得る必要があります。だからもっと不足から得なくてはならないと思います」

と言っているような状態です。

私はこれを「カラクリ構造」とも呼んでいます▼

9割のトレーダーが気づかない「無意識のカラクリ」
トレードで勝てない原因は「欲そのもの」ではなく、その欲が生まれる「無意識の構造」にあります。何をやっても変わらない理由と、そのカラクリを解説します。

でも本当は、違います。

「不足を超えるには、不足で人生を選択してきたことに気付き、もうそこから離れます」

といった状態に、
自ら「意図して」ならなくてはなりません。

このブログで伝えたいこと

このサイト「ゼロの視点」で、
私が一貫して大切にしていることがあります。

それは、

誰かの答えや、
用意された正解を手にして、
安心の中へ向かうことではありません。

そうではなく、

不確実さを抱えたまま、
それでも人生へ向き合い続けること。

その姿勢を、
私はとても大切なものだと思っています。

ゼロの視点とは▼

だから、
私が行っているセッションも、

「答え」を渡すものではありません。

この構造の中で、

あなたは、
何を犠牲にしているのか。

何を見ないようにしているのか。

どんな不足感に突き動かされているのか。

そうしたものを、
一緒に整理し、
向き合っていくためのものになります。

そして、
その過程を通して、

人は少しずつ、

「自分はどう生きたいのか」

を、
自分自身で引き受けていくようになります。

最後に

人生は、
本来とても不確実なものです。

ですが私は、

こうした構造や視点を持ちながら、
人生を歩いていくことで、

人はまた、新しい希望や可能性に出逢っていける

と思っています。

だからこの話は、

絶望するための話ではありません。

不確実な人生を、
それでも希望を持って生きていくための話です。

この視点を通して、

少しでも、
人生を前向きに歩ける方が増えていけば、
私は嬉しく思います。

この記事は「人生の構造シリーズ」の第5回です。
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