パワハラ・マウント・共依存|支配する人、される人の構造

①二元論

はじめに

この記事は「二元論シリーズ」の第3回です。

シリーズ一覧はこちら▼

前回の記事では、
二元論によって、

「正しい側」 vs 「間違っている側」

という構図が生まれ、
そこからコントロール欲求が生まれる、

というお話をしました。

では、
そのコントロール欲求は、
実際の人間関係の中でどのように現れるのでしょうか。

今回は、

パワハラ。
マウント。
共依存。

そういった人間関係と、
二元論の関係についてお話します。

問題の根源はどこなのか

この記事を読まれている方の多くは、
おそらく、

支配する側ではなく、支配されて苦しんでいる側

ではないかと思います。

私はこれまで、
多くの人との対話を通して、
ある共通点を見てきました。

それは、支配される人には、
特有の行動パターンがあるということです。

顔色をうかがう。
ゴマをすってしまう。
言いたいことを飲み込む。
本当は嫌なのに愛想よくしてしまう。

そして本人は心の中で

「あの人に支配されている、ムカつく」

と感じていることです。

なぜ、その立場に立っているのか

ここで大事なのは、

支配する人は、

「自分が正しい」

という二元論にいます。

ですが、
支配される人もまた、
二元論に入っているということです。

例えば、

支配する奴は、
自分ばかり正しいと思いやがって

そうした思いです。

もちろん、
実際に理不尽な出来事もあります。

ですが本当の問題は、

それが、“実際にどれほど理不尽か”ではなく、

その出来事に対して、

自分がどのように捉えているか

です。

本当に見るべきもの

では、
なぜ人は支配されてまうのでしょうか。

へこへこする。
ゴマをする。
本当は嫌なのに、愛想よくしてしまう。

それは、

その奥に、
理解されていないテーマがあるからです。

だから、
本当に見るべきなのは、
支配している相手ではありません。

自分の心の動きです。

なぜその位置へ入ってしまうのか。
どのように支配構造が出来たのか。
なぜその現実が繰り返されるのか。

そこを見ていく必要があります。

支配構造は、片方だけでは成り立たない

支配は、
ある日突然起きるものではありません。

コントロールする人がいて、される人がいる。

そのプロセスが成立することで生まれます。

そしてその背景には、
双方に、

「正しい側」 vs 「間違っている側」

という二元論があります。

だから私は、
人間関係の苦しさを理解するためには、

まず自分がどんな二元論の中にいるのかを
見ることが大切だと思っています。

支配構造を抜けるには

ここまで読んで、
なるほど、と思われた方もいるかもしれません。

ですが、

支配構造は、
知識として理解しただけでは、
なかなか変わりません。

なぜならその背景には、
まだ気付いていない人生のテーマがあるからです。

それは、

認められたい。
必要とされたい。
嫌われたくない。

といった、

人間関係の恐れからくるテーマかもしれません▼

あるいは、

自己正当化している自分がいるのかもしれません▼

相手がそれほど支配したくなる原因を、
自分自身が無自覚
作り出している場合もあります▼

そして多くの場合、
本当にそのテーマを抜ける道は、
頭で考えているだけでは見えてきません。

分かったつもりになっては、
人は何度でも元の立ち位置に戻り、
同じ苦しみを繰り返します。

私のセッションでは、
なぜその現実が繰り返されているのか。
その背景にどのようなテーマがあるのか。
何が理解されていないのか。

そうしたことを一緒に整理しながら、
執着を解いていく対話を行っています。

次回は、
二元論と自己価値の関係についてお話します。

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