TIER 4|正
自分だけ、相手だけに原因を固定せず、 関係性や全体のバランスの中で総合的な循環を見ながら、 その状況に応じた調和的な選択を自然に取る状態です。
この状態で起きていること
Tier4「正」では、 うまくいかない出来事に直面したとき、 「誰が悪いのか」「どちらが正しいのか」だけで判断しません。
相手、状況、環境、自分自身の状態など、 関係している要素を広く見ながら、 今この状況で、何が全体の調和につながるのかを見ていきます。
あらかじめ一つの正解を固定するのではなく、 現実の変化に合わせて判断も更新され続けます。
関係性全体の均衡点を見る
これは、自分の軸がないという意味ではありません。
Tier4「正」でも、 「自分は何を大切にしているのか」という判断軸そのものはあります。
その上で、 自分だけの都合や相手だけの都合に偏らず、 関係性全体を踏まえた上で、その場に応じた自然な判断を行います。
また、相手に無理に合わせたり、 自分を犠牲にしたりすることとも異なります。
自他の境界線を保ちながら、 関係性の中で自分の役割や在り方をその都度見直し、 必要な調整を行っていく状態です。
「循環」とは何か
Tier4では、 世の中にはさまざまな価値観や役割があり、 それぞれが互いに関係しながら成り立っていると捉えます。
そのため、 「自分は自分」「相手は相手」と切り分けて終わるのではなく、 その関係性の中で何が生まれているのかを見ます。
ここでいう調和や助け合いは、 いつも相手に手を差し伸べることではありません。
状況によっては、 距離を取ること、断ること、任せること、 あえて介入しないことが調和につながる場合もあります。
つまり、 「何をするか」を固定するのではなく、 その時々の関係性全体を見て判断するということです。
必要なコストを引き受ける
Tier4「正」では、 全体の調和のために必要だと判断すれば、 自分の時間や労力、感情、エネルギーなどのリソースを使うことがあります。
ただし、 これは「自分を犠牲にしなければならない」という意味ではありません。
関係性全体を踏まえた上で、 自分自身も含めて何が必要なのかを見た結果として、 必要なものを引き受けています。
肩書きや立場とは関係がない
Tier4という状態は、 社会的な肩書きや影響力の大きさを表すものではありません。
家庭、仕事、地域、人間関係など、 その人自身の持ち場の中で、 このような循環の構造が働いているかどうかという見方をします。
Tier4「負」との違い
Tier4の「正」と「負」は、 どちらも関係性全体や循環を見る状態です。
このサイトでは、その違いを 「何者かへの執着があるか、ないか」 という点から捉えています。
Tier1〜3との違い
Tier1では、問題の原因を主に他者や環境へ向けます。
Tier2では、問題の原因を主に自分へ向けます。
Tier3では、自他の境界線を引き、 自分の中で完結することで安定を保ちます。
Tier4では、 自他の境界線を保ちながらも、 関係性全体や、その中で起きている循環まで含めて捉えます。
より高い統合状態を目指す
自分の幸せだけで完結するのではなく、人や世界と関わりながら、他者の幸せにも働きかけていく。
自分も他者も幸せである循環の中で生きられるよう、自分自身を整えていきます。
ほかの状態も確認する
Tierは、優劣や成長段階を示すものではありません。
大切なのは、今、どのような前提から現実を見ているのかを知ることです。
