Tier4|負 自己像を固定し、人を現実から遠ざける影響を与える状態

この記事を読むとわかること

この記事では、

・Tier4負とはどのような状態なのか
・「部分的な調和」とはどういう状態なのか
・なぜ自己像の維持が優先されるのか
・表面的な言葉ではなく、実際にどのような影響が起きるのか
・Tier4正との違い

について解説していきます。

Tier4|負 自己像を固定し、人を現実から遠ざける影響を与える状態

問題が起きたとき、

他者や環境との関係性の中で、
全体のバランスを見て、調和を取れる状態です。

ただし、
この調和とは、

Tier4正のような、
全体へ開かれた調和とは異なり、

「部分的な調和」
となります。

例えば、

その集団・価値観の内部では成立している調和、
ということです。

分かりやすい例で言えば、

ブラック企業のように、
内部では秩序や一体感が成立していたとしても、

外部や社会全体から見ると、
必ずしも調和的とは言えない状態があります。

Tier4負では、
こうした「部分的な調和」が、強く成立していきます。

この状態で起きていること

Tier4負では、
Tier4正と同じく、

出来事 → 全体の関係性を見る → 行動

という流れで対応します。

前提として、

物事は、相対的なバランスの中で、
その都度、適切な答えが変わる

という意識が働いているからです。

ただし、
Tier4負では、

その調和とは、

「自分の理想像から見た調和」
「自分の自己像が守られるバランス」

が、
強く優先されるようになります。

そのため、

・自分の理想像にとって調和的かどうか
・自分の自己像が保たれるかどうか
・理想的な自己像を維持できる状況かどうか

という視点が、
強くなっていきます。

一見すると、
調和が取れているように見えることもあります。

ですが実際には、

「自分の理想像の中だけで、部分的な調和が取れている状態」

とも言えます。

その結果、

自分の理想像を掲げる

その中で他者や社会との調和を取ろうとする

他人や外部の都合の悪い意見や価値観を、参照しないか再解釈する

現実とのズレや問題が起きても、
自己像の維持が優先される

異なる意見や、
都合の悪い価値観を、
自然と遠ざけるようになる

というパターンへ、
入りやすくなります。

問題が起きていても、問題として扱われなくなる

この状態の特徴は、

「問題が起きているように見えない」

という点です。

その価値観の内部から見ると、
調和が取れているように見えるため、

本人や、
その価値観の内部にいる人たちは、

問題が起きている感覚を、
持ちにくくなります。

ですが実際には、

社会や、
多種多様な価値観から見たときには、

調和的とは言えない状態です。

Tier4負では、

そうした外部のフィードバックや、
異なる価値観を参照しないか、
自分の価値観に沿って再解釈するため、

「このままで問題ない」

という感覚が、
強くなっていきます。

その結果、

「自分は間違っていない」
「このままの自分で問題ない」

という感覚が、
少しずつ強くなっていきます。

自己像を維持する

ですが実際には、

今成立している自己像や成功、
立場などを崩さないために、

外部からのフィードバックや、
都合の悪い意見を避けている状態とも言えます。

なぜなら、

その在り方が、
本当に社会全体にとって調和的かどうかは、

異なる価値観や、
反対意見も含めた広い視点の中で、
検証され続けなければ、バランスが取れないためです。

ですがTier4負では、

他者や社会との関係性の中で、
自己像を調整し続けるよりも、

今成立している、

・自己像
・立場
・成功
・影響力

を、部分的な調和として維持することが優先されます。

そのため、

他者や社会からの、
都合の悪い言葉そのものを、
自然と遠ざける方向へ進みやすくなります。

何を言っているかではなく、どのような影響があるか

Tier4負は、

表面的には、
非常に正しく見えることがあります。

例えば、

・倫理的に見える
・知性的に見える
・精神性が高く見える
・合理的に見える
・人を救っているように見える

など、

綺麗な理念や、
正しい言葉で包まれていることも少なくありません。

そのため、
一見すると、

「とても調和的で、良いことを言っている」

ように見えることがあります。

ですが重要なのは、

「本人が何を言っているか」

という表面的なものではなく、

その人と関わった人が、
実際にどのような影響を受けているかです。

例えば、

・欲望が刺激され、行動に一貫性がなくなる
・自分の正しさを疑いにくくなる
・依存が強くなる
・「理解している側」という感覚が強くなる
・外部フィードバックを受け取らなくなる
・現実より「理想の自己像」を生きるようになる
・都合の悪い意見を排除するようになる

という方向へ、
人が変化していくのであれば、

それは、社会全体とのバランスというよりは、
部分的な調和の中で均衡を保っている状態とも言えます。

Tier4正との違い

一方Tier4正では、

社会や関係性の中で、
「今の自分の在り方は本当に調和的なのか」

を見直し続けます。

他者や社会との相対的な関係性の中で
発生する違和感を無視せず、

自分の役割や在り方そのものを、
常に見直し続けます。

この点が、
Tier4負との大きな違いです。

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