人はそもそも一貫していない生き物
人間は一貫しているべき、という前提が世の中にはある気がしています。
でも、実際の人間は、機械やAIのように、そんな便利なものではありません。
人は矛盾だらけです。
好きだけど、嫌い。
やりたいけど、面倒くさい。
痩せたいけど、食べたい。
儲けたいけど、浮かれたくない。
こうした矛盾が誰しもあるものです。
それは、あなたがおかしいからではありません。
人間の性であり、当たり前のことです。
だから、矛盾していること自体を問題にする必要はありません。
「我慢」が続かない理由
人は、何かを成し遂げたいと思ったとき。
この矛盾が、途端に邪魔に感じます。
「痩せたい」「もっと稼ぎたい」「断酒するぞ」
そう思ったとき、たとえば「お腹が減ったけど我慢」「稼ぎたいから欲を抑える」「飲みたいけど我慢する」のように、自分をコントロールし始めます。
でもそうやって、矛盾をなかったことにして、片側だけに寄せると、必ず歪みが生まれます。
見えないようにしているだけで、消えているわけではありません。
だから、あるときを境に急にコントロールが効かなくなります。
それが、ダイエットのリバウンド。
トレードのコツコツドカン。
ストレスでの飲みすぎ。
それ以外にも、我慢の限界を超えて爆発する現象は、無意識領域では同じ構造をしています。
矛盾を消そうとすると、なぜ崩壊するのか
矛盾をどうにかしようとするから、歪みが生まれます。
本当は、その相反するものは、二律背反。
どちらも成り立ってこそ、初めてバランスがとれるものなのです。
陰陽ともいいますし、正負の概念でもあります。
これは「我慢するのを止めればいい」という話ではありません。
片側だけを消そうとすることが歪みを生む。
そのメカニズムについて話しています。
両方を持つバランス
人間は最初から矛盾を抱えています。
それを「自分の思い通りの人生」のために、コントロールしようとするから歪みが出ます。
できることは、矛盾を受入れて、バランス感覚を養うしかありません。
では、バランス感覚をどうしたら養えるのか。
それは、頭で理解するだけでは身につきません。
実際に自分の中の矛盾を観察しながら、どう扱うかを試していく必要があります。
私との対話では、その見えていない構造をそのまま言語化しています。






コメント