不確実性を許容できない理由【保存版】株・FXトレード

トレードと無意識

この記事を読むと分かること

この記事では、

・なぜ安定した結果を求めることが、逆にトレードを不安定にしてしまうのか

・なぜ人は不確実性を許容できず、結果をコントロールしたくなるのか

・なぜ「不確実性を許容しよう」と頭で理解しても、現実で同じ判断を繰り返してしまうのか


・なぜ「自分はわかっているはず」という感覚が、ズレを生み続けるのか

・不確実性を許容する感覚とは、どういう状態なのか

その背景にある、

「人生全体を思い通りにしたい欲求が、トレードにもそのまま現れている構造」

について解説していきます。

結論

結論から言うと、

人がトレードで不確実性を許容できない原因は、

心の底で、「人生そのものに対する不確実性を排除したい」という状態になっているから

です。

たとえばトレードで、

「結果を安定させたい」

という思いが強く出ることがあります。

ですが、
トレードは本来、
不確実性を扱うものです。

だから人は、

結果を安定させい気持ちを手放さなくては

と考えます。

しかしその動機自体が、

(だって、勝ちたいから)

になっている。

つまり、

人生を安定させたいから、
トレードの不確実性を許容しようとしている。

という致命的な矛盾が起きています。

言い換えれば、

「人生そのものの不確実性を排除したい」という状態のまま、
トレードだけ、不確実性を受け入れようとしている

この構造そのものが、
そもそものズレです。

ですが、

「なるほど、そういうズレを無くせばいいわけね」

と頭でスマートに理解すれば終わり、
という単純な話ではありません。

なぜならば、

この課題と向き合うことは、
人生の課題、

たとえば人間関係、仕事お金、

そういったものに対する「コントロール欲求」と
深く繋がっているからです。

だからこそ、

「なるほど」で終わらせず、

自分自身の状態と照らし合わせながら、
最後まで読んでみてください。

安定した結果を求めるほど、崩れていく

トレードで、
多くの人が目指すのは、

「安定した結果」

です。

安定して勝ちたい。

安定して利益を出したい。

月利○%。

ですが実は、

この「安定したい」という思いそのものが、
トレードを崩す原因になります。

なぜなら、

トレードは本質的に、
不確実性を扱うものそれは猛わかってるだからです。

このこと自体は、
理解しているトレーダーも多いと思います。

だからこそ、「不確実性を許容しなければ」

そう考える。

ですが人は、

安定したいと思うほど、
どうしても結果に執着します。

負けを避けようとする。

勝ちを確定させたくなる。

損失を取り返したくなる。

これらはすべて、

心の底にある「人生を安定させたい」

という欲から生まれています。

結果として、
何が起きるか。

・損切りが遅れる
・利確が早まる
・ルールを破る
・感情的なエントリーが増える

つまり、

「安定を求めた結果、行動が不安定になる」

というメカニズムが働き始めます。

たとえば、

「今日は絶対に負けたくない」

そう思った瞬間から、
人は不確実性を許容できなくなります。

少し含み損になるだけで、
焦り始める。

「損切りすると、今日の利益がマイナスになる」

ことに耐えられなくなる。

すると本来は切るべき場面で、

「もう少し待てば戻るかもしれない」

と考え始めます。

逆に、少し利益が乗ると、

「せっかくの利益を失いたくない」

となり、
本来伸ばすべき場面でも、
早く利確してしまう。

つまり、
安定を求めた結果、
判断が不安定になっていくのです。

この構造は、

「結果だけを早く手に入れたい」

という状態とも、
深く繋がっています。

結果だけを求めるほど、自滅構造へ入っていく理由▼

なぜ心の底の「安定した結果が欲しい」気持ちが止まらないのか

なぜ人は、

ここまで「安定した結果」を求めてしまうのでしょうか。

それは、
トレードだけの問題ではないからです。

多くの人は、

人生そのものに対して無意識に、

「思い通りの展開に進んでほしい」

という強い欲求を持っています。

例えば、

人間関係、仕事、お金、資産形成
恋愛、健康、美容、子育て など

これら人生あらゆる領域で
「将来への漠然とした不安」が喚起されたとき、

本当はこうだったらいいのに

という気持ちが出てくる。

これは、人間としてとても自然なことだと思います。

ですが、本来、人生は不確実なものです。

ですが人は、その不確実性に耐えられない。

不安で仕方なくなる。

だから、「なんとか思い通りにしたい」

と心の底では望んでしまいます。

そして、

安心したい。

失敗したくない。

傷つきたくない。

否定されたくない。

損したくない。

そういった気持ちによって
現実をコントロールしたくなり、

「人生全体の不確実性が許容できていない状態」

になります。

トレードは、ただその延長にあるひとつの現象にすぎません。

なぜトレードだけでは、変われないのか

だから、

トレードだけ切り離して「冷静になろう」としても、
簡単には変わりません。

なぜなら、問題はそのもっと手前にあるからです。

日常や人間関係でも、

思い通りに進んでほしい。

失敗したくない。

安心したい。

そういう反応を繰り返していれば、

その延長で、
トレードでも同じことが起きるからです。

では、
なぜそこまで
物事が思い通りに行ってほしいと願うのか。

それは、

自分の内側にある不安定さや、
弱さや、
満たされなさ、
寂しさを、
自分自身で受け止めきれず、

分かりやすい結果によって、早く安心しようとするからです。

だから、

社会的な成功によって
「できている自分」を保とうとしたり、

お金が沢山ある状態に身を置き、
これ以上不安と向き合わなくて済むことを望んだり、

単純明快に「もっと得られれば、大丈夫」
という方向へ進みたくなる。

ですが、その状態のまま、
外側の結果だけを追い続けても、
実はその不安は消えません。

なぜなら、

本当に問題になっているのは、

「結果が足りないこと」

ではなく、

そうやって安心を求め続けてしまう、そもそもの自分の心の状態

にあります。

欲を消そうとするほど、誤魔化しが始まる

多くの人は、そのような自分の心の状態に気付かず、

欲を消そうとする
感情を抑えようとする
冷静になろうとする

といった行動を取ろうとします。

ですが、

問題は欲の存在そのものではありません。

問題は、欲がある自分を、見ないようにしていることです。

自分は冷静だと思い込む。

ルール通りにやっていると思い込む。

でも実際は、

取り返したい。

負けたくない。

早くお金が欲しい。

腹の底では、
こういった欲に動かされている自分がいる。

それを見ないままにしているから、
行動に一貫性が出ません。

欲を誤魔化している限り、無意識は「カラクリ状態」にあるため、
同じ行動は、何度でも繰り返されます。

無意識のカラクリについて▼

欲の存在を認めること

だからこそ、
最初に必要なのは、

まず、自分の中に、

思い通りにしたい
安心したい
失敗したくない

という強い欲求があることを、誤魔化さずに認めることです。

そこを見ないまま、

トレードだけ安定させようとしても、

ぐるぐるとまた同じところへ戻っていきます。

欲の誤魔化しをやめると、雑に動けなくなる

欲がある自分を、
正しく認められるようになると、

自分の中に
一貫した行動の基準である

「秩序」

が生まれてきます。

すると、雑に動けなくなる場面が出てきます。

感情的になってポジションを持ったり、
取り返しのエントリーが出来なくなります。

それは、
無理に自分をコントロールしようとしたり、
欲求を抑えている状態ではありません。

「感覚的に気持ち悪い」と感じる行動は、しないのが当たり前

になっているからです。

たとえば、

感情的になること自体、感覚的に気持ちが悪い。

最初に決めたルールを破ることも、気持ちが悪い。

取り返そうという感情に振り回されることも、気持ちが悪い。

そんなことしなくても、人生は大丈夫なのだから、
自分にはそういう行動自体、必要ない。

という感覚が、まず先にあります。

そしてそれは、トレードだけでなく人生のあらゆる領域でも同じです。

日常や人間関係でも、思い通りになることの方が少ない。

だから、不安になって何かをコントロールしようとしても意味がない。

相手や自分、それぞれの背景や状況をみて、できることをやる。

うまくいかないこともあるけど、人生大丈夫だし、幸せ。

そのような感覚が土台にあり、

そこから内的秩序が生まれ、

結果として
行動に一貫性が出ます。

問題は、

この感覚が、頭で理解しただけでは会得できない

ということです。

ではなぜ、頭で理解しただけでは、変わらないのでしょうか。

「自分は分かっているはず」がズレを生む

その理由は、

人は、
見たいものを見るからです。

「欲があることを正しく認め、
誤魔化しをやめる」

と聞いても、

都合よく解釈し、自分では「私は欲を正しく認識できている」と思い込みます。

理解しているように見えて、実際には都合の悪い現実から目をそむけている。

そういうことは、
実はとても多いのです。

「分かっているのに変われない人」が抜け出せない構造▼

トレードだけの問題ではない

この構造は、
トレードだけに現れるものではありません。

人間関係。

仕事。

お金。

評価。

承認。

人生のあらゆる場面で、
同じ動きが繰り返されています。

だからこそ、

トレードだけを改善しようとしても、根本的には変わりません。

本当に見る必要があるのは、「自分は何を恐れ」「何を見ないようにしているのか」
という、自分自身の見たくない深層心理です。

「お金で人生の課題を解決しよう」とするとズレる理由▼

無理やりポジティブになることではない

では、

不確実性を許容できる人とは、
どういう状態なのでしょうか。

たまに、
このような勘違いをしている人もいます。

負けてもへっちゃら

勉強、勉強

負けもポジティブに捉えよう

ですが

それこそ、

見たくないものから
目を背ける心の動き

そのものです。

また、不確実性を許容できる人とは、

「何も期待していない人」

「無欲な人」

でもありません。

・質素倹約

・物質的な価値観に興味がない

そういうイメージを持つ人もいるかもしれませんが、
そうではありません。

不確実性を許容できる人とは

不確実性を許容できる人とは、

人生そのものが、
思い通りにならないことを前提に生きている人です。

成功か失敗か。

得したか損したか。

満たされたか不足しているか。

そういった二元論だけで、
物事を見ていません。

二元論とは▼

そのようなものの見方を超えて、

その上で、
自分の中の行動に明確な基準、
すなわち秩序があることです。

もちろん、

「こうありたい」

「こう生きたい」

という希望はあります。

ですが、

それを叶えるために、
物事を無理にコントロールしたりせず、
できることを現実的に行います。

つまり、

不足感から、
結果にしがみついていない。

物事が思い通りに進まなくても、

必要以上に傷つかない。

他人のせいにもしない。

逆に、

「全部自分が悪い」

とも極端に考えない。

人生とは、
そもそも不確実なもの。

思い通りにならないことも含めて人生とは、
そういうもの。

だからこそ、

その都度、
現実を見ながら、
適切に判断していくしかない。

間違うことも織り込んで。

そういう前提で、
現実を見て生きている状態です。

だから結果として、

トレードでも、
不確実性を許容できる。

というより、

逆に言うと、それしかできることがない。

というだけです。

一見、合理的に見えるかもしれません。

ですが、それは
結果的にそうなっているだけであって、

まず先にあるのは、
「気分が悪くなることはやりたくない」
という感覚、

つまり非合理的なものが
土台にあります。

この記事を「ノウハウ」にすると、またズレ始める

ここで、
一つ大切なことがあります。

この記事を読んで、

なるほど、不確実性を許容すればいいのか

こういうマインドになれば勝てるのか

そうやって、

また「勝つための新しい考え方」
として取り入れ始めると、

再び同じ構造へ戻っていきます。

なぜなら、

その時点でまた、「もっともっとと、得るために理解しようとしている」からです。

大切なのは、

頭で理解したつもりになることではありません。

日常の人間関係。

仕事。

お金。

不安。

期待。

そうした、
人生全体の中で、

自分がどのように反応しているのか。

そこを実際に見続け、
何に執着しているのかを自分自身で見抜いていくことです。

その積み重ねがあるからこそ、

結果として、

トレードでも、
同じような判断ができるようになる。

というだけです。

【まとめ】本当に見直すべきもの

トレードを、
無理に安定させようとしないこと。

やるべきことは、

自分の状態を、
誤魔化さずに見ることです。

欲を消すことはできません。

ですが、

欲を見ないまま、
合理的な判断をしようとしても、

同じズレは、
繰り返されます。

だからこそ必要なのは、

まず、「自分はそもそも、何を求めて生きているのか」という根本に立ち返ることです。

そうすれば、

必要な行動が、
自然と見えてきます。

なぜ自分は欲に振り回されているのか

一体自分は何に執着しているのか

といった問いを通して、

「何かを得ようとする心の動きそのもの」

を見直してみてください。

まずは現在地を確認してください

今、同じ失敗パターンが
繰り返され続けているのなら、

あなたがどのような無意識の状態にいるのかを
把握してみてください。

自分の状態を把握できなければ、
どこを修正すべきかも、
分からないからです。

そのために用意しているのが、
状態マップです。

これは、

「今どの無意識のパターンにいるのか」

を確認するためのものです。

そして、

その状態のままで進んだ場合、
どのような現実が、繰り返されるのかを
見てください。

その状態を放っておけば
同じパターンを繰り返し続けます。

もし、
「このままでは変わらない」と感じたならば
その先に必要なことが、
少しずつ見え始めます。

状態マップはこちら▼

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