現実に残る問題がある
前回の記事では、
生まれながらの病気や障害、
家庭環境などにも、
人生のテーマが隠されている
というお話をしました。
④はこちら▼
ここまで読んで、
では執着が解ければ、
すべての問題が現実から消える
ということでしょうか
と思った方もいるかもしれません。
実際、
ネット上では、
「あなたが変われば、すべてうまくいく」
「内面が変われば、現実もすべて変わる」
といった話を目にすることもあります。
そう思いたい気持ちは、自然だと思います。
ですがそれは、
私が実際に多くの方との対話を通して、
人生の変化を見続けてきた内容とは
少し違います。
現実には「積み重なった痕跡」がある
結論を言いますと、
執着が解けても、残り続ける現実があります。
これは理論ではなく、
実際の対話や人生の変化を通して、私が繰り返し見てきた実話に基づく観測
です。
例えば、
長年続いている病気。
障害。
発達特性。
あるいは、
過去の選択によって生じた責任や債務。
こうしたものは、
テーマを理解したからといって
現実から消えるとは限りません。
なぜなら、
現実には現実の積み重ねがあるからです。
長年続いた身体の反応。
積み重なった環境。
すでに生じている責任。
それらは、
執着の有無とは別に、すでに存在しています。
だから、
執着が解けても
残る現実があります。
残ることと、苦しみ続けることは違う
ですが、
ここで重要なのは、
現実が残ることと、苦しみ続けることは同じではない
ということです。
例えば、
病気が残る。
特性が残る。
身体反応が残る。
責任が残る。
そうしたことはあります。
ですが、
テーマが理解され、
執着が解けると、
それとの向き合い方は大きく変わります。
以前のように、
「なぜ自分だけ」
「どうしてこんな人生なんだ」
と戦い続ける状態ではなく、
現実は現実として受け止めながら、その中でどう生きるか
へ意識が向くようになります。
心理的な葛藤が終わる
現実が残る場合でも、
終わるものがあります。
それが、
現実との心理的な葛藤です。
抵抗。
怒り。
嘆き。
比較。
救済願望。
そうしたものが少しずつ静まっていきます。
すると、
問題が起きても、
必要以上に振り回されなくなります。
やるべきことが分かる。
向き合い方が分かる。
だから消耗しない。
私はこの変化を、
多くの対話の中で見てきました。
現実が残っても、自分なりの歩み方へ
ここまで読むと、
「結局、現実が残るなら意味がない」
と感じる方もいるかもしれません。
ですが、
現実に痕跡が残ることと、
希望がなくなることは、
同じではありません。
むしろ、
執着が解けた人ほど、
現実に振り回されず、
自分なりの歩み方を見つけていきます。
問題があるから幸せになれない。
問題が消えなければ前へ進めない。
そうした考え方から根本的に離れていくのです。
そして、
残った現実と共に、
自分なりの人生を歩き始めます。
大きなテーマが理解された先の人生
これまで本シリーズでは、
人生を通して向き合うテーマについて
お話してきました。
では、
人生のテーマが理解され、
現実との葛藤が終わった先には、
どのような人生が待っているのでしょうか。
次回は、
「テーマを回収した先」
についてお話します。
因果の法則シリーズ▼





