なぜ人生では同じテーマが繰り返し現れるのか|人生の仕組み

①分離と統合の法則

はじめに

この記事は「人生の構造シリーズ」の第3回です。

シリーズ一覧はこちら▼

なぜ、同じようなことが何度も起きるのか

前回は、

本来自分が引き受けるものと、
相手が引き受けるもの。

その責任や境界がずれることで、

人生に苦しみが生まれる構造について
お話しました。

では、

なぜ人生では、

似たような問題が、
形を変えながら何度も現れるのでしょうか。

職場を変えたのに、
また同じような人間関係で苦しむ。

恋人が変わったのに、
また同じようなことで傷つく。

問題を解決したはずなのに、

しばらくすると、
また違う形で同じような問題が起きる。

今回は、

同じテーマが繰り返し現れる、
人生の仕組み

についてお話します。

理解されていないテーマは、形を変えて現れる

人生には、

その人が人生を通して
理解していくテーマがあります。

そして、

まだ理解されていないテーマは、

現実の中に、
形を変えながら繰り返し現れます。

たとえば、

嫌われることを恐れ、

人から求められることを
断れない人がいたとします。

職場では、

頼まれた仕事を
断ることができない。

恋愛では、

相手に嫌われないように、
自分が我慢する。

家庭では、

自分がやれば丸く収まると思い、
何でも引き受ける。

起きている出来事は、
それぞれ違います。

けれど、

その奥にあるテーマは、
同じです。

だから、

環境や相手だけを変えても、

まだ理解されていないものがあれば、
同じテーマが別の形で現れます。

繰り返される現実には、理由がある

同じような問題が続くと、

「どうして自分ばかり」

「また同じことが起きた」

と思うことがあります。

けれど、

人生の仕組みという視点から見ると、

その繰り返しの中には、

自分がまだ理解できていないものを知るための、
手がかりがあります。

なぜ、
この出来事にこれほど反応するのか。

なぜ、
いつも同じところで苦しくなるのか。

なぜ、
分かっているのに同じ選択をするのか。

現実に繰り返し現れているものを
あるがまま見ていくことで、

その奥にあるテーマが
少しずつ見えてきます。

これを「因果の法則」という視点から見る

この、

まだ理解されていないテーマが、
現実の問題として現れること

は、

「因果の法則」とも
深くつながっています。

前の記事でお話したように、

人は不足感から、
物事を分けて捉えるようになります。

一方を求め、
もう一方を退ける。

そこに執着が生まれ、

現実の中に、
さまざまな苦しみが現れてきます。

そして、

まだ理解されていないテーマが、
現実の問題として現れている状態。

私はこれを、

「負のカルマの現実」

と呼んでいます。

つまり、

同じテーマが
繰り返し現れることと、

負のカルマの現実は、

別々の話ではありません。

分離したままになっているものが、
現実を通して理解され、
統合へ向かっていく。

その過程を、
因果の法則が支えています。

因果の法則については、
こちらのシリーズで詳しくお話しています▼

テーマを理解するとは、どういうことか

ここでいう、

「テーマを理解する」とは、

どうすれば
もっと上手に生きられるのか、

という知識を
増やすことではありません。

それまで、

「嫌われてはいけない」

と思っていた人が、

嫌われる可能性があっても、
必要なことを断れるようになる。

「自分が何とかしなければ」

と思っていた人が、

相手が引き受けるものまで
背負わなくなる。

つまり、

内面で起きた理解が、
実際の選択や行動に現れていく。

そして、

現実との関わり方そのものが
変わっていく。

そこまで含めて、

テーマが理解されていく
ということです。

現実を見ると、自分のテーマが見えてくる

だから、

同じような問題が
繰り返されているとき、

目の前の問題を
すぐに消そうとするだけではなく、

一度、

「ここでは、何が繰り返されているのだろう」

と見ることが大切です。

相手は違っても、

自分はいつも、
同じことを恐れていないか。

状況は違っても、

同じものを求め続けていないか。

同じように、

自分を犠牲にしたり、

相手を動かそうとしたり、

誰かの人生まで
引き受けようとしていないか。

繰り返される現実には、

自分の中にある分離や執着を知るための、
たくさんの手がかりがあります。

繰り返しは、統合へ向かう過程にある

同じテーマが
繰り返し現れるのは、

ただ同じ苦しみを
繰り返すためではありません。

現実の中で、

それまで理解できなかったものを
理解していく。

その理解によって、

選択が変わり、
行動が変わり、

それまでとは違う現実との
関わり方が生まれていく。

分離していたものが、
現実を通して統合へ向かっていく。

同じテーマが
形を変えながら現れることも、

その大きな流れの中にあります。

そして、

人生のテーマが
深く理解されるためには、

ときに、

大きな痛みを通過することがあります。

なぜ、

人は痛みを通して
理解することがあるのでしょうか。

次回は、

痛みを通じて理解する人生の仕組み

についてお話します。

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